今まで読んだ本の中で、印象に残った場面
- 作者: ウィリアム・サマセット・モーム,William Somerset Maugham,北川悌二
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1972/04/15
- メディア: 文庫
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
高校一年の時に読んだ本。
画家のゴーギャンがモデルらしいです。
面白かった。
印象に残った場面
画家志望の中年おじさんストッリクランド(嫌な奴)が、
友人の画家ストルーブ(いい人)の奥さんを寝取ってしまう。
ある日主人公(一人称の語り手)がストルーブの家に遊びに行くと、
奥さんの不倫を知っているはずのストルーブは、
元々太ってたけど、ますます太っててまるで何の悩みも無さそうに見えていた。
心の悩みとは反対に、外見上は幸せそうに丸々太っていくストルーブに、
主人公は世の悲哀を感じてしまう…。
と、いうようなシーンです。
読んでから時間が経っているので、間違っていたらすみません(汗)
悩んでいても人生自体がネタにされてしまうストルーブが切ないです。
もしも私が主人公だったら、内心「プププー」とか思ってしまいそうだ…。
というか、むしろわたくし自身がストルーブに重なってしまいます。(おー痛い痛い)
『黒い悪魔』 佐藤賢一
最近読んだ面白かった本
アレクサンドル・デュマの描写が秀逸です。
フランス革命期が舞台で、
めちゃくちゃ高いプライドと、人種コンプレックスの間で苦しむ
黒人のハーフの将軍が主人公。
佐藤賢一は良いです。